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僕のマラソン。そして、友との絆は・・・。 パート1。

この話しはある男のフルマラソンへの挑戦の物語である。

2016年11月6日。
その日は空に薄雲がかかる肌寒い日であった。
しかし、これから42.195Kmを走るランナーにとっては心地良い気候だった。
僕は着替えを済ませ軽い準備運動をしていると、係の人の声がスタート地点から聞こえてきた。
「スタート15分前です。指定の位置に整列してください。」
僕は友と二人でスタート地点へと向かう。
指定の場所につくと周りにはやや緊張しているランナー達がそれぞれの想いを抱いて並んでいた。
「スタート5秒前。4・3・2・1。」
「スタート!!」
スターターの声とともに空には花火が数発。
ドーン、ドーンと響き渡った。
僕達は一歩一歩とスター地点へと走り出す。
そしてこれから長く苦しい距離のスタートを今まさに切ろうとしていた。


7か月前。
「しょーちゃん、一緒に大阪マラソン走らない?」
友達のまーちゃんはいきなりSkypeでこんな話を切り出した。
「えっ?大阪マラソン?」
「うん。一緒に走ろうよ。しょーちゃんが良かったら。」
まーちゃんはこの年に横浜マラソン完走して好記録を出した元陸上部員。
僕はここ数十年運動らしい運動をしてこない中年メタボ。
一緒に走ったって置いてきぼりにされるだけのシチュエーション。
まぁ、普通は断るよね。
でも、次に出てきた言葉は・・・。
「うーん・・・。じゃ、当選したら走るよ。」
自分でもビックリである。
大阪マラソンは参加希望者が多く、エントリーをしても4倍以上の抽選。
まぁ、運のない自分は当たるはずもないと腹をくくっていたのである。
結果的にはこの時点では口約束でしかなかったし。


5か月前。
そろそろ抽選の結果がメールで届きそうなころ。
僕は何故か大阪マラソンの抽選に当たるんではないかという、全く根拠のない気持ちに支配されていた。
そんな僕は何故か焦っていた。
(当たったたら走るんだよな。)
当然である。
しかし当たる確証はないのだが。
(今から練習しないと10月の大阪マラソンは走れないんじゃないか?)
全くその通りである。
ここで無知な僕はいきなり5Kmという、今まで走ってきた事の無い男が走れるはずの無い距離に挑戦した。
下駄箱から昔ジムで使っていた古いジョギングシューズとは言えないシューズを取り出し、上には汗の速乾性のあるポロシャツと、これも昔ジムで履いていたハーフパンツ。
そして準備運動もそこそこに走り出す。
いきなりのダッシュである。
結果、当然100mも持たずに歩き出す。
ゼイゼイ、ハァハァ。
息が上がる。
そして500mぐらい歩いてまた走り出す。
その繰り返し。
僕の出した結論。
「無理!!」
でも、そこは持っていた負けん気と、何故か知らないが当たる思い込んだ妄想。
結果、色々調べた情報で素人がマラソンを完走できるプランを立ててくれるスマホアプリを発見。
(よし、このアプリのプランで頑張ってみるか。)
プランでは1週間ほど1Kmを1Km8分台で走るプランが示されていた。
それでも走り出すと息が上がるし足が痛い。
(これでフルマラソン走り切れのか?)
そのような想いを抱きながら数日が経った。


6月9日。
大阪マラソンの結果がメールで来た。
結果は・・・落選。
まぁ、当然と言えば当然。
今までの当たるという予感は何だたのか。
でも、当たったら走るよとまーちゃんと約束していたのでこれで無理して走らなくてもいい。
でも、練習始めてるし。
でも、なんか悔しいし。
でも・・・。

気が付いたら僕は次の週にある「大阪・淀川市民マラソン」にエントリーしていた。
僕は心の中で・・・。
(絶対、フルマラソン走り切ってやる!!)
と、誓っていたのだ。
そしてそこから親友の壮大な計画もスタートしていた。
僕の知らないところで。


「まーちゃん、ジョギングシューズって・・・。」
「まーちゃん、走るフォームって・・・。」
「まーちゃん・・・。」
全く素人の僕はまーちゃんや、周りの走った経験のある人に色々と聞きまわる。
そして、ジョギングシューズからウェア一式、ポーチや栄養補給のジェルなど一つ一つ揃えていく。
走り出すと、最初は走れない距離が徐々に走れるようになってくる喜びや、走り終わった後の達成感や爽快感が自分を包み込むのがたまらなかった。
3Km・5Km・10Kmと距離を伸ばし始め、暑い夏を超えた9月には21Kmという距離を走れるようになった。
もうこの時点では僕は走る魅力にとりつかれている。
走ることが生活の一部。
走らない日が続くと何かイライラしてきた。
周りの人間にも走る楽しさを宣伝。
でも、理解はあまり得られることはなかった。


頑張ってきた5か月間。
身体も8Kg位は絞れた。
周りからも痩せたねと言われる程に。
フルマラソンも走り切れる自信もついてきた。
近所の緑地公園で練習してる団体に参加して一緒に走ったり、10月には10Kmの大会に出て予行練習もした。
完璧とは言わないが、自信をもって走れる準備はした・・・はずである。
しかし・・・。
どこかで独りで走る恐怖は小さな炎として心の奥でくすぶっていた。


朝起きると前日に寝付けなかった記憶が思い出された。
しかし、眠気や身体の不調はない。
たぶんアドレナリンが分泌されて軽い興奮状態になっていると思う。
さぁ、今日は今まで練習してきた結果が試される時。
頑張って走らないと。
そういう想いとともに僕はベットから起き上がった。


つづく。

Comment

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ぼくのお姉ちゃんもある人が頑張ってるっていうのを知って
心が動かされたんだ。

タロさん体調どう?無理だけはしないでくださいね。

お姉ちゃんも無事完走♪
2016年11月08日(Tue) 19:22
No title
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マラソンも、そこに至るまでの経緯も
みんな物語だよね。
結末は知ってるけど、どんな感じに脚本されるのか、次の展開が楽しみ♪
2016年11月09日(Wed) 06:43
No title
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ダイスケくん、いらっしゃいませ(#^.^#)

体調はもう大丈夫!!
もう走れそう(^▽^;)

お姉ちゃんも完走おめでとう!!
2016年11月10日(Thu) 09:37
No title
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ベアちゃん、いらっしゃいませ(#^.^#)

(´ー`*)ウンウン
大切な物語(^◇^)

脚本・・・楽しみにしていてねヾ(*´∀`*)ノ
2016年11月10日(Thu) 09:37












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